長い夏休みが終わり、今日から学校生活が再び始まりました。
今朝、7時頃に出勤すると、まず目に入ったのは、きれいに整えられた中庭の草木でした。児童生徒が校舎へ上がってくる階段も、教室へと続く回廊も、ゴミ一つなく、とても気持ちのよい状態に整えられていました。
学校の環境整備に携わってくださっている皆さんが、「今日から子どもたちが戻ってくる」という思いで準備をしてくださったことが伝わってきました。子どもたちを迎えるのは教員だけではありません。多くの職員が、それぞれの立場から子どもたちの学校生活を支えています。そんなことを改めて感じた、清々しい朝でした。
登校時間になると、さっそくいろいろな出来事がありました。
留学のために本校を離れる中学生のお姉さんが、妹さんと一緒に最後の登校をしてくれました。別れのとき、妹さんが寂しさをこらえきれず大泣きしている姿を見て、私も思わずもらい泣きをしてしまいました。
お姉さんにはお姉さんの夢や希望があり、その実現に向けて新しい場所へ一歩を踏み出します。子どもが家族のもとを少しずつ離れ、自分の世界を広げていくことも成長の一つです。頭ではそう分かっていても、家族との別れはやはり寂しいものです。新しい場所で多くのことを学び、さらに大きく成長してくれることを心から願っています。
一方で、とても嬉しい報告もありました。
Grade 6の児童が、「英検準1級に合格しました」と話してくれました。「何度も落ちたけれど、今回は合格した」「インタビューは満点だった」と、本当に嬉しそうに話してくれました。その表情を見て、私も自分のことのように嬉しくなりました。
何度失敗しても諦めずに挑戦を続け、ようやくつかんだ合格です。合格という結果ももちろん素晴らしいのですが、私は、それ以上に「何度失敗しても、また挑戦した」ということに大きな価値があると思います。
8時30分になると、いつものように児童会の子どもたちによる朝のアナウンスが流れました。本日の予定などを伝える声を聞きながら、「ああ、学校が始まったな」と実感しました。校内に子どもたちの声が戻ってくると、やはり学校は学校らしくなります。
私は、夏休みは子どもたちが大きく成長する時期の一つだと考えています。
学校の授業がない分、普段よりも自分で使える時間が増えます。学習の計画を立てたり、読書をしたり、自由研究に取り組んだり、家族と過ごしたり、自然の中で遊んだりすることもできます。言い換えれば、「自分で何をするかを決める時間」がたくさんあるということです。
自由な時間があるからこそ、自分で考え、自分で学び、自分で行動することが求められます。
本校が大切にしている Think, Learn, Act は、まさにそのような場面で発揮される力だと思います。この夏休みを通して、子どもたちがどんなことを考え、何を学び、どのようなことに挑戦したのか。これから子どもたちの話を聞くことを、私はとても楽しみにしています。
そして、今日一番嬉しかったことは、何といっても子どもたちが元気に学校へ戻ってきてくれたことです。夏休み中、大きなけがや事件・事故に巻き込まれることなく、こうして再び子どもたちを学校に迎えることができたことを、心から嬉しく思います。
保護者の皆様におかれましても、夏休みの間、子どもたちを支え、見守ってくださったことに深く感謝申し上げます。
今日から学校生活の後半が始まります。
子どもたち一人ひとりが、この夏に得た経験や成長を学校生活につなげ、さらに一歩前へ進んでいけるよう、教職員一同、力を合わせて支えてまいります。
今後とも、本校の教育活動へのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
学園長 大城賢

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