慰霊の日を翌日に控えた6月22日、小学校では、元高校英語教師の宜野座映子さんをお迎えし、平和集会を開催しました。
宜野座さんは、沖縄戦の終結から14年がたった1959年6月30日、現在のうるま市にあった宮森小学校で発生した「宮森小学校ジェット機墜落事故」についてお話しくださいました。
この事故では、米軍のジェット機が宮森小学校とその周辺に墜落し、多くの子どもたちや地域の方々の尊い命が失われました。戦争が終わった後も、沖縄の人々の暮らしのすぐそばに危険があったことを、子どもたちは宜野座さんのお話を通して学びました。
また、この出来事を題材にした絵本『6月の空』の読み聞かせも行われました。さらに、絵本をモチーフに作られた楽曲に合わせて琉球舞踊が披露され、子どもたちは物語や音楽、踊りを通して、当時の出来事と平和への願いを受け止めていました。
集会では、6年生の児童が平和への思いを込めて作った詩「目を閉じれば」を朗読しました。
目を閉じれば
目をあければ あたたかな光につつまれている家族
目を閉じれば 光を求めてさまよう人たち
目をあければ にぎやかな街の音
目を閉じれば 悲鳴にかき消される町の音
目をあければ 友だちと笑い合う声
目を閉じれば 逃げまどう足音
目をあければ 青く広がる海
目を閉じれば 砲弾にのみ込まれた海
目をあければ 当たり前の今日
目を閉じれば 生きたくても生きられなかった人たち
同じ空の下で 声が消えていった日があった
帰りを待つ人がいても 帰らなかった人もいた
私が当たり前だと思っている今日は
誰かが守りたかった未来
私が生きる今日は
誰かが生きたかった明日
だから私は目をそらさない
この平和がたくさんの命と願いの上にあることを
この詩では、81年前の沖縄戦の中で人々が経験した光景と、現在の穏やかな日常が対比されています。子どもたちは、自分たちが当たり前だと思っている日々が、決して当たり前のものではないことに気付いたのではないでしょうか。
家族と過ごす時間、友だちと笑い合うこと、青い海を眺めること。その一つ一つが、平和であるからこそ得られる大切な日常です。
今回の平和集会が、過去の悲しい出来事を知るだけでなく、今ある平和の尊さを感じ、自分たちにできることを考える機会になったことを願っています。平和を強く願い、これからの生き方について考える一日となりました。
学園長 大城 賢
