10月も半ばを迎え、沖縄にもようやく秋の気配が感じられるようになりました。
今朝のアミークスには、心地よい秋風が吹き抜けています。あれほど厳しかった暑さも少し和らぎ、校舎を歩いていると、何ともすがすがしい気持ちになります。
グラウンドでは、小学生たちが元気いっぱいにサッカーを楽しんでいます。鉄棒に挑戦している子どもたちの姿も見られます。小高い丘の方から見ていると、楽しそうな歓声が聞こえてきます。秋風に乗って届く子どもたちの元気な声を聞いていると、こちらまで楽しい気持ちになります。
しばらくすると、職員の清宮さんの吹く笛の音が響き渡りました。すると、子どもたちは一斉に遊びを切り上げ、「鯉の滝登り」と呼ばれる階段を元気よく駆け上がってきます。この階段は、グラウンドから校舎へと続く階段で、鯉が滝を勢いよく登る姿になぞらえて、そう呼ばれています。子どもたちが次々と駆け上がってくる姿は、まさにその名前にぴったりです。その光景を眺めていると、思わず笑みがこぼれます。何でもない朝のひとときですが、こうした光景に出会うたびに、学校っていいなあとしみじみ感じます。
さて、中学校では、来週開催される「JHオリンピック」に向けた準備が進んでいます。今朝も、青・赤・黄・緑の4チームの旗づくりに、生徒たちが熱心に取り組んでいました。
このJHオリンピック、身内を褒めるようで少し気恥ずかしいのですが、私は本当に素晴らしい取り組みだと思っています。
何が素晴らしいかというと、まずチームのつくり方です。学年やクラスの枠を取り払い、7年生から9年生までの生徒が入り混じった、新しい4つのチームをつくるのです。
いつものクラス単位でチームをつくれば、生徒同士も先生方もお互いをよく知っていますから、何かと進めやすいはずです。でも、アミークスでは、あえてその慣れ親しんだ枠組みを取り払います。
これまであまり話したことのない先輩や後輩と出会い、新しい仲間と一緒に競技や演技の練習に取り組んでいきます。初めは少し緊張するかもしれません。なかなか意見がまとまらないこともあるでしょう。でも、私はそこにこそ、この行事の大きな価値があると思っています。
自分の考えを伝えたり、相手の意見に耳を傾けたり、時には意見の違いを乗り越えたりしながら、一つの目標に向かって力を合わせていく。上級生は下級生を気遣い、下級生も自分にできることを考えて行動する。こうした経験を通して、子どもたちは自然と主体性や協働性、リーダーシップ、そして相手を思いやる心を育んでいきます。
JHオリンピックは、単に勝ち負けを競う行事ではなく、子どもたちが人とつながり、仲間とともに成長していく大切な学びの場なのです。
来週はいよいよ本番です。どのチームが優勝するのでしょうか。もちろん結果も楽しみですが、それ以上に、新しい仲間と力を合わせ、一生懸命に頑張る生徒たちの姿を見るのが今から楽しみです。
保護者の皆様、ぜひ子どもたちに温かい声援を送っていただければと思います。
秋風の吹くすがすがしい朝。小学生たちの元気な歓声と、中学生たちの真剣な表情を見ながら、今日もアミークスには子どもたちの笑顔と成長があふれていることをうれしく思いました。
こんな朝が、私は大好きです。
学園長 大城 賢




